東京白金は、ようやく利食いが出たように思います。ただし、本日の動きを見ますと、下げた時点では、一般投資家の買戻しが出たことで、多少なりとも戻りを入れる場面もありました。
先週もお伝えしましたが、売り勝負するつもりはありませんが、未だ売り玉は維持。さらに売りも考えております。話は矛盾しているように思えますが、まだ、買われても売られやすいと価格水準と見ております。その理由としましては、NY市場で安値から100ドル上昇したということ、もう一つは上海白金出来高が2月28日はたったの6枚、3月1日は38枚と実需が様子見していること、それらに加え、NY市場に置けますファンド売りポジションが、やや解消されたと見ていることなどから、まだ下値を試す可能性があると考えております。しかしながら、NY白金〇〇〇ドル当たりまで修正安を演じた場合は、おもいきって買いに転換しようと思います。
買い方有利の展開が続く理由としましては、3か月以上弱気の相場となったことや、価格が下落した場面では鉱山ストの材料が下支えになると考えているため。しかも、昨年WPIC(ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル)が、2019年のプラチナ生産量減少、英精錬大手ジョンソン・マッセイ社は中国やインドで2020年から大型トラックなどのデーゼル車向けの環境強化により、プラチナの需要が増加する見通しを発表しております。高値では材料視されにくい材料も、安値では材料視される可能性があり、中長期では買い場探しで臨みたいと思います。
今月FOMCでハト派が再確認されますと、ドルの頭打ちになり、商品全体的に買われる可能性もあります。
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