東京金は、いずれレンジを上抜けるか!?

 昨日は外出した為、端的にコメントを致しました。東京金では、大きな流れは買いスタンス。昨日金価格が堅調に推移した為、戻り売りから中立へ相場が変化したことをお伝えしました。

 昨日は、テクニカルが弱気から中立に変化し、私の中でレンジ相場へ突入したと考えております。ただし、徐々にレンジの下限が切り上がると予想しており、ここからは買い主体で臨みたいと思います。

 金の買い要因はいくつかあります。一つは、イギリスのEU離脱問題です。昨日は、イギリスEUでまとめた離脱協定案が議会下院で否決され、本日は合意なき離脱の是非の採決が予定されております。14日には離脱延期の採決があり、私の予想では離脱延期されるように思います。そうしますと、ユーロを含めた通貨の不安定な動きが予想され、金にとっては支援材料になりやすいと考えております。

 次に、FRBの米国金融政策です。市場は年内の利上げはゼロ回と予想しております。しかも、先週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が低迷していたこと、昨日の米CPIが市場予想を下回ったことから、むしろ年内利下げ確率が20%から34%へ引き上がりました。ただし、利下げ予想を完全に織り込んでいないため、米経済指標に今後も市場は注目することでしょう。仮に、利下げ確率が急上昇した場合は、あまり強気せずに利益確定を考えるのが良いと思います。

 とは言いましても、やはり最大の金の買い手が、世界の中央銀行であることは忘れてはいけないと事実です。そのため、仮にリスクオフで下落したとしましても、すぐに浮上しやすいと思います。

今後のNY金価格予想レンジは、〇〇〇〇ドル~〇〇〇〇ドル。5月以降は引き上げて考えていきたいと思います。

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