東京白金900ドルは、まだ強気したくありません。

 東京白金は、本日もNY時間外市場で900ドルを維持しております。南ア電力会社エスコムに対する更なる資金支援が必要になるということや、米国がイランへの原油禁輸制裁に対し、輸入国の180日間猶予の延期を行わないとの材料により、コモディティー市場が買われやすくなりました。

 さて、東京白金ですが、正直先週末に900ドルを上抜いたため、下げ渋りを見せると思われますが、ここを強気するのは時期尚早と考えております。南ア鉱山会社の労働組合側のストライキは終結し、そのため南ア白金ETFも減少、上海白金出来高も100枚前後とそれほど多くはありません。その中で、買っているのは先週前半に投げさせられた(買い玉の手仕舞い)ファンドのように思います。

 ただし、ここまで切り返す力がある分、やはり白金相場は内外で大底を打っていると考えているため、安値を売り叩く相場ではなさそうです。今まで予想していました下値レンジ825~850ドルを若干引き上げて、相場を組み立てていきたいと思います。

 東京トウモロコシは、一番素直に下げております。以前からお伝えしていますように、3.6ドルや3.7ドルでの天候相場入りは、もうすでに天候プレミアムが加算している状態と考えているため、4月~5月は売りでの対処が望ましいと考えております。警戒すべきは、シカゴコーン3.5ドルを割り込んでからの6月~7月です。その時期には、買いに回ることも考えたいと思います。

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