東京金は、もうしばらく買いスタンスか!?

  本日いよいよFOMCの結果発表。市場が注目していますのは、年内の利下げ回数のように思います。今月の利下げが見送られたとしましても、サプライズにはならないでしょう。ただし、ドットチャートで、年内の利下げ回数がゼロということになりますと、株安・NY金安・円高となり、東京金は売られやすくなります。しかし、これだけ市場が利下げに関心を抱いているため、年内利下げゼロ回はないと予想しております。

 米中貿易摩擦懸念が、本日の米トランプ大統領のツイッターにより後退しましたが、あくまでも米中首脳会談が行われるということであり、貿易摩擦が終結したわけではありません。そのため、年内利下げの可能性は1回以上と予想しております。ただし、今月末のG20で米中首脳会談が進展しないようならば、株安・NY金高・商品安(原油・白金等)が予想されます。つまり、いずれにしましても、金は買われやすい環境と考えております。

 つまり、今月末から来月初めまでは、不安定な相場が予想されます。しかしながら、東京白金は、それを見込んで買い方針とします。その理由としましては、昨日もコメントしましたが、市場がかなり弱気しています。実際、投資資金が白金市場に流入しているにもかかわらず、米中貿易摩擦や、ユーロ安などでファンドが売り叩いているように思います。今週末のCFTCを確認しないとハッキリ言えませんが、恐らくネットロングは消滅したように思います。そのショートカバーが、月替わりに起こるかもしれません。

 東京トウモロコシは、やや商社売りが目立っております。少し上値が重くなるかもしれません。今年の作付面積の数字が読めないこと、作柄良以上が60%以下であることから、まだ弱気しにくいと考えております。ただし、東京市場で商社売りが入っていることから、もう買いは考えず、今月末から来月初めに吹き値があれば、新規売り注文を出していきたいと思います。もし吹き値がなければ、7月中旬以降価格帯によっては、成行で売りを考えていきます。

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