東京金は、売りスタンスで臨みたいと思います。
先週末の米雇用統計は、やはりポジティブサプライズとなりました。(事前予想を大幅に上回る内容でした。)そのため、一気にNY金が1388ドルまで下落しました。しかし、前回もコメントしたように、仮に米雇用統計が良くても、米国の利下げがなくなったわけではないため、本日安値から切り返すこととなりました。
さて、今後の東京金ですが、まずは10日のFRBパウエル議長の議会証言、それと同日FOMC議事録がポイントになります。前回(6月18日・19日)のFOMCで、メンバー17人中8人が年内利下げを予想したことで、一気にNY金が1440ドル台へ上昇しました。そのことが、今回のFOMC議事録で覆されるとは思えませんが、市場が過剰に利下げへ反応していることから、少し鎮静化させるためにも、FRBパウエル議長が議会証言で、先月発言したように①FRBは情報を注視し適切に行動する②金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない③FRBは短期的な政治圧力から隔離などのメッセージを送れれば、再び市場が正常化に戻ると思われます。(何もなければ、いよいよ月末利下げということにもなります。)
今の市場は、利下げを催促している相場であり、もし仮に月末利下げがなかった場合には、NYダウはじめとして、金融商品が暴落することでしょう。そのことを避ける上でも、FRB議長は適切なコメントが求められることでしょう。そうでなければいけないと思います。
実際、何もかも強材料としてNY金が買われているため、正直今月が山場になると考えております。私は、既に〇井を打っている相場と判断しているため、あとは日柄次第と考えております。
よって、ここからの戻りは売りで対処していきたいと思います。
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