東京金は、NY金市場におけるファンド次第。

 NY金は、利下げという材料に過剰反応しすぎています。

 私自身、東京金は売りスタンスで見ておりましたが、理屈以外の動きをしてきました。昨日もNY連銀総裁の「大惨事を待つよりも予防的なアプローチをとるほうが良い」、「現在、米国の中立金利は0.5%程度と予測」と発言したことで、市場は月末のFOMCで0.5%利下げの可能性を再び意識してきました。しかも、FOMCメンバーが、今月の米雇用統計を受け、利下げの必要性を否定したにもかかわらず、0.25~0.5%を依然意識しております。

 つまり、投資資金が金へ集中しているからと考えます。米国では、金以外に利下げを意識し、高配当株にも投資資金が流入しているようです。ピーク時と同じくらい取組みが増加しているようです。そのため、恐らくFOMCまでファンドは買いポジションを回転させるつもりでいるように思えます。

なぜならば、FOMCまでは、思惑が通用しますから・・・。

こうなりますと、今月はやはり、売りで戦うのはやや危険に思います。むしろ、来月以降の戦略を練れるためにも、やや動きやすいポジションにするのが良いと考えております。いずれ、東京金の売り相場が到来すると予想しております。

その日まで・・・。

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