東京白金は、戻れば売られやすい。

本日は、東京白金が大幅安となりました。

 米トランプ大統領が、中国からの3000億ドル分の輸入品に10%関税を上乗せする措置を9月1日に発動し、対象をほぼすべての輸入品に拡大すると表明しました。米中貿易摩擦再来ということで、NY金とNY白金の明暗が分かれたようです。

 今回の追加関税は、市場にとってネガティブサプライズとなりました。正直、私自身もノーマークでした。私は、この追加関税は脅しともとれる内容。中国の8月の動向次第で、関税を更に引き上げるとのこと。ただし、ここまで決定日から発動日まで猶予があるのが不思議です。第1弾の追加関税は、2018年6月15日に決定し、同年7月6日に発動しました。第2弾は、同年8月7日に決定、同年8月23日に発動。第3弾は、同年9月17日に決定、9月24日発動という流れでした。そのように考えますと、まだ時間があるため、ここまで材料視する必要はないと考えております。それでも、マーケットは弱気になっております。

 

 ただ、米トランプ大統領は、株安を懸念します。NYダウが安くなると、ツィッターでフォローすることも考えられます。そうしますと、マーケットが弱気になっているだけに、東京白金の一時的な反発も考えられます。

 

とは言いましても、ここまで東京白金相場が崩れますと、上昇するのに時間がかかるのも事実です。今週から来週にかけて、東京白金は戻れば売られると予想しております。2900円~3000円を値固めしない限りは、次の上昇相場にはつながらないと考えております。よって、反発場面では、少しポジションを軽くし、次の備えたいと思います。

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