金は、上昇要因、下落要因が重なり、上昇要因が勝っているようです。昨日、米トランプ大統領は「FRBは政策金利をゼロ、若しくは、それを下回る水準に引き下げるべき」と述べたことや、本日のECB理事会でユーロ圏のテコ入れをするために新たな金融緩和パッケージを打ち出すと予想されていることなどから、金は上昇要因っとなっております。その一方で、米中貿易摩擦懸念が緩和されつつあることや、9月下旬にイランと米国の首脳会談が行われる可能性があることは、下落・上値を抑える要因と考えられます。今は、まだ上昇要因に反応しやすいのかもしれません。
世界的な金融緩和が打ち止めになれば、その材料も意識されなくなりますが、ECB理事会やFOMCを控えていることから、市場にとっては未だ買いやすい環境なのかもしれません。ただし、NYダウもほぼ高値圏まで上昇していることから、NY金にとっては足かせになるかもしれません。
いずれにしましても、まずはECB理事会後の相場の動向を確認していきたいと思います。基本は売りしか考えておりません。
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