日経225は、売り方針のままです。正直、日経ダブルインバースも買っております。昨日の米ADP雇用統計で予想をはるかに下回る内容でした。それを受けて、今週末の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が、仮にマイナスになった場合、さすがにNYダウは下落すると思われます。そのため、注目していきたいと思います。
さて、東京金ですが、上昇が続いております。売る要因がないということが、買いを誘っているように思います。昨日のコメントを訂正いたしますが、4日のNY金の出来高が公表され、37万9000枚でした。(推定では26万枚)それにしても、物足りない出来高のように思います。ファンドが買いついているようには思えません。そのため、2000ドルを超えても達成感が出にくいようです。このように日柄をかけずに上昇した相場は、やり天井は難しいように思います。つまり、昨日も指摘しましたが、下がった場合は買い拾われ、再び高値トライし、その後再び押し目を入れる。そのような動きを見せない限りは、相場は今の強材料を完全に織り込むことはできないでしょう。
相場を逆算してみた場合、7月22日の高値6402円~7月27日の安値6594円の相場の窓を完全に埋めないと考えた場合、以前にもお伝えしました5%の押し約350円、10%の修正ならば約700円と思い、相場の目安として6950円、7300円が見えてきます。あくまでも逆算した場合になりますので、目安としてください。
そのため、2手~3手押し、若しくは200円~300円押しは買い拾ってみるのも良いでしょう。
本日は、東京白金についてコメントしたいと思います。
本日再び、NY市場で白金は1000ドルを上抜けてきました。7月27日のコメントでは、もう一段高値があれば売りたいとし、翌28日に3245円の高値を付けましたが、私の想定価格とは異なり、売れませんでした。なぜならば、もう一段高くならないと買われすぎの状態にならないからです。そのため、売りは見送っておりました。正直、NY金が上昇していることもあり、白金だけが下落するとは思えませんでした。
ただし、ここからが相場です。本日は、7月28日の高値を上回りました。このような動きをしますと、売り方としましては正直苦しいところでしょう。売り方の心境では、『押し目が入らないかなぁ』、『下がらないかなぁ』といったところだと思います。そのように考えますと、仮に下げたとしましても買い拾われやすいでしょう。少なくとも買い拾われない状況を作るには、もう一段吹き上げたほうが良いと思います。そのため、まだ弱気する相場ではありません。
このチャートは、それぞれ私が信用しております回帰トレンド分析を重ねたものになります。上が東京白金日足、下が東京白金週足になります。回帰トレンド分析は、σ=+2を上回った場合、125日間、すなわち半年間の買われすぎになります。東京金は、既にその領域に突入しておりますが・・・。
このσ=+2を上回った場合は買われすぎなのですが、東京金と東京白金の違いはトレンドです。東京金は上昇トレンド、東京白金は下降トレンドになっております。そのため、東京白金は売り場が近づいているとも言えます。まだ売るつもりはありませんが、σ=+2を日足・週足で上抜けた場合は、新規売りを意識したいと思います。
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