日本コロナ感染拡大、このまま日経平均は上げ続けるのか!?17:40

米製薬大手ファイザー社が、新型コロナウィルスのワクチン90%効果があると発表。しかし、ファイザー社のCEOが当日の株価暴騰で、持ち株の60%を売り抜けたという。このことが本当であれば、ワクチン開発に関して不安が残るところです。

それと、日本でもコロナウィルスの感染が拡大しております。ワクチン開発に関しポジティブな材料で、日経平均先物も26000円目前まで上昇しましたが、経済が不安定な状況で買われていることに対して、後々しっぺ返しもあると考えております。バブルというよりは、根拠なき煽りのようにも思えます。

正直、日経225は先週売りポジション一部損決済し、残りは静観しております。日経平均が29年ぶりの高値を付けたことで、買いが入りやすい展開となっております。10月30日時点の信用買い残は、金額ベースで2兆5641億円と増加傾向にありました。しかし、相場が上昇したにもかかわらず、11月6日時点では、同2兆4318億円に減少しました。利益確定売りが出たようです。来週火曜日に11月13日時点の信用残高の推移が公表されます。ここで、一気に増加しているか、それとも利益確定が出ているか注目し、それを確認しながら、ポジション取りをしたいと思います。

東京金・東京白金ともに、続落、日替わりメニューになっております。ここにきて、株式市場と逆相関になっております。これは、やはりコロナウィルスワクチン開発が大幅前進したことによるものと考えております。そのため、安全資産である「金」・「債券」から「株式」に資金が流入したように思います。白金も今では安全資産・投資先の一部とされているため、金とは順相関になっております。しかしながら、以前にもお伝えしていますように、上海白金市場ではNY白金860ドル台で出来高が増加しております。

ワクチン開発は、白金に関し悪材料ではないものの、金同様、安全資産の認識により売られておりますが、11月18日ごろ好評のWPIC(ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル)の需給報告レポートで供給不足が再認識されますと、再び900ドルを目指すことが予想できます。

私自身、東京白金は買いポジションのみとしております。

ちなみに、東京トウモロコシは、半分以上買い玉を利食いました。先日の需給発表で、生産高・期末在庫が大幅下方修正したことが、上昇の要因となっております。既にファンドも買いあおっているため、ここからは利食い先行で行きたいと思います。

東京ゴムは、値が荷を呼ぶ格好となり、200円前半まで下落しました。下落した要因は、上海期貨交易所のゴム在庫が4000トンほど増加したことと考えております。更に一週間で5600トン在庫が増加したため、大幅に値崩れしました。しかし、中国のゴム需要も増加傾向にあるため、東京ゴム200円~210円は下限と予想しておりますが、292.9円の高値を付けた今、250円前後が上値の妥当な価格と考えております。

※建玉相談&掲載以外の銘柄相談は、電話、若しくはメールで承っております。

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他のマーケット情報記事