東京金は、日中取引でも上値の重い展開。夜間取引に入っては、ドル高による売り圧力が強まり、6300円台前半まで沈みました。
昨日も掲載しました東京金60分足になります。まだ完全に窓埋めしたわけではありませんが、ほぼ窓埋め完了と判断して良いかと思います。そうしますと、前回も指摘しましたように、金自体の上昇力がやや弱回ってくると考えております。ドル高・金利上昇は、金の高値を買いにくくし、追加金融緩和期待は金の安値を売りにくくすることでしょう。つまり、逆張り相場になると予想します。私自身、ドル高が継続するとは思いませんが、1月20日のバイデン米新大統領就任までは、ドル安を意識しない方が良いでしょう。
ドル高・金利上昇は、NY白金にとっても上値が重くなる要素とコメントしましたが、本日関係なく日本時間で上昇しました。昨日の米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことで、NYダウをはじめとし、NY白金も買い進まれることとなりました。本日の日本時間上昇は、私の予想ですが、3連休前の売り方の買戻し、もしくは両建ての買いが入ったため、堅調に推移したのではと考えております。いずれにしましても、東京白金は買い方針ではありますが、来週の押し目を待ちたいところです。