昨夜、パウエルFRB議長の議会証言で、「FRBの目標到達には程遠い」と発言したことから、市場は金融緩和継続の意思を確認、すると、米長期金利はやや上昇一服となり、その一方でNY金が買われるようになりました。
先日もコメントしたように、NY金はほぼテーパリングを織り込んでおり、1750ドル台が下値の目安になると考えております。しかしながら、投資資金の流出が止まっていない現状化で、NY金が上げ続けることも考えにくい。そのため、NY金1750~1850ドルのレンジを意識した逆張りが良いと考えています。
大証白金は、まだ買いたくありません。1月までは実需の買いで緩やかな上昇していましたが、2月に入り白金期待需要から大幅上昇を演じました。実際価格が上昇していることから現物・ETFの利益確定売りが入っても不思議ではありません。しかも、ファンドが買い煽っているため、相場は依然として過熱気味、それを更に上昇させるならば、かなりのパワーが必要と考えております。大証白金の限月間のサヤは、10~15円の順ザヤであり、今では現物価格よりも先物価格の方が割高になっているため、本日のように売り叩かれることは想定内です。未だ、買いは見送りとします。
日経225の買いポジションを休日前に処分しました。若干の利食いでした。今回の下落は、外国人投資家の利益確定売りのように思います。日銀が指数連動型ETFを購入していないことが、相場の足を引っ張ったように思います。今月に入り一度もETFを買っていないことから、もう一段安も意識しておく必要があります。
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