今後も期待できる白金相場。17:31

昨日コメントしましたが、昨日の大証白金は、日中取引で4170円以下は買い拾い、夜間取引で4260円前後で利益確定しました。うまくいきましたが、本日調子に乗って日中取引で4200円割れを買い拾いました。

15時過ぎに、米長期利回りが1.59%台まで上昇したことで、ドル高も進み、貴金属に売り物が出やすくなりました。ただ、お客様もおっしゃっていましたが、「下げなければ上がらない」、その通りだと思います。

来週は金融ウィークであり、パウエルFRB議長が金利上昇について言及するのかがポイントになります。

キャプチャ

ミクロで考えるのも良いと思いますが、マクロで相場を見ていきたいと思います。3月5日にも掲載したチャートになります。その時も、私の予想として、上昇トレンドラインは維持するだろうとコメントしました。結果、今のところ維持していることになります。

私は、白金にとって、長期金利上昇、ドル高も重要な要素ですが、一番大事なことは白金そのものの材料です。つまり、工業品需要になります。脱炭素化で、米国をはじめ、各国がクリーンエネルギーに動き出しております。

そのため、水素自動車で必要とする白金は、今後も需要増加が見込まれると考えております。

以前にもコメントしておりますが、高値を更新したことよりも、下値を切り上げていることを重要視していきたいと思います。

つい半年前までは、2800円が下値でしたが、それが、2か月後には3200円台になり、さらに1か月後には3500円台、そして、また1か月後は3800円台と、下値を切り上げております。これが実需の動きになります。200円~300円ずつ下値を切り上げているため、次の下値は4000円~4100円と考えております。いずれ2015年の高値を試してくると予想しております。引き続き買いポジション継続とします。

最後に、上値抵抗線(レジスタンス・ライン)を終値ベースで上抜けると、2月16日高値4524円を上回ることでしょう。

日経225、大証金、大証白金、大証ゴム、大証トウモロコシについてのご質問、建玉のご相談は、電話、メールにて承っております。お気軽にご相談ください。

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事