本日は、各商品を一口でコメントしています。17:26

昨日のFOMC議事録で、「景気回復には、しばらく時間がかかる」とのことで、白金市場の上値が重くなったように思えます。しかも、昨日指摘しましたように、4360円で300枚ほどの買い注文が成立したことも、下振れた要因の一つに思えます。正直、あのような注文は出してほしくはないですね。

大証白金は、引き続き買い方針ですが、4400円を目前とし膠着状態が予想できます。現物市場との価格差が5~10円まで縮小してきたことから、商社の売りも入りやすいと考えております。しかしながら、相場に過熱感はなく、弱材料で売られたとしても、下値は限定的と考えております。

大証金は、昨日もコメントしたように買い方針です。しかし、プラス圏での買いは見送りとします。未だ金から投資資金が流出していることが相場の上値を重くさせ、その一方で、ドル、米長期利回りが修正安の時間帯を迎えていることが下値のサポート要因になっております。もう一段、ドル安、米長期利回りが低下しないと、しばらく膠着状態が続くかもしれません。投資資金が再び金へ返り咲きを見せてくれれば、一気に吹き上げることもあるかと思いますが、そのことを確認してから行動しても遅くはないと考えております。

日経225は、正直、今はやりようがありません。取引をする意味がありません。どちらかに振れた時に考えていきたいと思います。29500円~30500円を意識しながら、相場を組み立てていきたいと思います。

大証トウモロコシは、買いの考え方です。ただし、私はポジションを持っておりません。30000円割れはロスカットで、買い対処が良いと思います。先月末の四半期在庫の数字は市場の予想を下回り、改めて需要旺盛を確認した内容でした。ここでは値ごろ感は不要です。今は、天候プレミアムがあまり加算しておらず、需要増加が相場を堅調にさせています。つまり、作付け遅れや長雨による洪水被害が出た場合、天候リスクを買い、もう一段上昇する可能性があります。

大証ゴムは、戻り売り方針です。生ゴム在庫が増加傾向であり、そのため上値の重い展開が予想できます。しかも、テクニカルは売りに傾いているため、253円以上ロスカットで、売り対処が良いと考えます。ちなみに、ゴムもポジションはありません。

金融商品全般、足並みが揃っていないため、まだ大きな相場に発展することはできないと考えております。

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