大証ゴムが順調に下落してきております。4月8日のコメントでは、240円台の大証ゴムを253円ロスカット設定し売り対処としました。翌9日のコメントでは、〇〇〇円~220円を目標価格と予想し、戻り売り方針継続としました。徐々に目標価格まで下落してきております。4月23日に4月限納会となるため、そこまでは下値追いの展開を予想しております。
大証トウモロコシは、4月8日のコメントで天候プレミアムが相場に加算していないため、30000円割れをロスカット設定し、買い方針と述べました。しかし、翌日米農務省需給報告を前に、大証トウモロコシが1000円高したため、9日のコメントでは買い玉の利益確定を心がけるようにと述べました。実際9日の高値から2000円下落したことになります。やや天候リスクを市場が買いに動いた向きもあり、当面は逆張りで臨むのが良さそうです。本来4月の米需給報告は材料視しないのですが、今回は3月末発表の米四半期在庫が市場予想を下回っていたため、市場は関心を持ったように思います。一番大事なのは5月の米農務省需給報告です。ここから新穀の需給予測が出るため、過大・過小評価なのかを見極める必要があります。そこまでは、上昇一服といったところでしょう。
さて、私にとっても重要なのは白金相場です。中国の金融引き締め懸念により銅相場が下落、NY・ロンドンETFの利益確定売りなどが、相場の上値を抑えたように思います。私のイメージでは、4400円台は新規売りを考えておりましたが、今回の上昇で4378円までしか行かず、結局買いポジションを維持しているだけです。
やや、昨日、今日と白金の上値が重く、ファンドの動きも鈍くなっているように思います。市場を弱気にしているのか、それともまだ下値余地があるのか、今週確認したいところです。
こちらのチャートは、大証白金日足になります。本日の安値は上昇トレンドを維持しております。ここで下げ止まるか注目しております。
私が上値重いと感じているのは、このチャートです。大証白金60分足です。本来、実需の買いが入ったのであれば、一気に移動平均線が買い転換すると思いますが、いまだ売り継続のままです。時間足は売られすぎにもかかわらず、反発が鈍いということは再び下振れもあるかもしれません。注意して臨みましょう。
徐々に大証ゴム・大証トウモロコシとも下落してきているため、もうしばらく金融商品全般不安定な動きが予想できますが、足並みが整えることができれば、再び上昇トレンドを形成することでしょう。
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