本日の大証白金を見ますと、よく踏ん張った(下げなかった)ように思います。昨日の夜間取引では、米大手銀行の決算内容が良好であったため、大証市場で4168円まで反発しましたが、その後、米IPOコインベースが初値を付け下落したことで、NYダウが売られ、NY白金も上げ幅を縮小することとなりました。本日の日中取引では、NY、ロンドン現物市場よりも大証白金が割高であったにもかかわらず、押し目買いの動きが目立ちました。
今回の白金下落は、やはり中国の金融引き締め懸念なのかもしれません。そのような材料が相場に織り込むには、もうしばらく時間がかかると見ており、大証白金に限っては順ザヤ、世界一高い価格になっているため、吹き値は売りが出やすいと考えております。大きな流れに変化はありませんが、ここは慎重に対処するのが良いでしょう。
金は、ある中央銀行がコロナウィルス対策で60トン以上購入したようです。やはり、安全資産として金を保有しておこうといった中央銀行が、今後も増加するように思います。そのため、安値を売る相場ではないと考えております。むしろ、買い拾う感覚でいた方が良いでしょう。
大証ゴムは、中国の金融引き締め懸念により下落しておりましたが、上海ゴム上昇で一気に230円台を回復しました。値ごろ感での買いが入ったように思います。国内在庫が増加傾向にあるため、上値にも限界があると考えておりますが、目先的には押し目を付けたと判断しております。ここからは、安値売らず、高値買わずで行動していきたいと思います。
大証トウモロコシは、4月9日のコメントで、30000円以下をロスカット設定し、逆張りで臨むのが良いと指摘。本日は、米産地の作付け遅れ懸念と低温予報によりシカゴ市場で反発。しかし、作付けが始まったばかりで作付け遅れ懸念を意識する必要はなく、平年ペースで作付けが行われていることから、再び押す(下げる)可能性があります。突っ込みは買い方針、吹き値利食い方針で臨むのが良いと考えております。
日経225は、正直分かりません。イメージがしにくいため、今は静観しております。
建玉相談は、メール、電話で承っております。お気軽にご相談ください。