本日は、コメントしたいことが山ほどありますが、簡潔的にお伝えしたいと思います。
まず初めに、昨日の米国市場は、市場が注目していた消費者物価指数が予想を上回ったことで、米国長期利回り上昇➡恐怖指数上昇➡ドル高➡NYダウ下落の順に動きました。ちなみに、私が見ていて米国長期利回りが1.67%を超えてから、相場が動き始めたように思います。米長期利回り上昇により、実質金利が反発したことで、米国株式市場に売り圧力がかかったようです。
<大証金・大証白金>
昨日もコメントしましたが、消費者物価指数の発表後は上下の変動はあると見ていたものの、思いのほか米長期利回り反発が大きく、金や白金の買い抑制につながったようです。米長期利回り反発一服したところでは、買いが入りやすかったのですが、再び利回りが反発すると、すかさず2商品とも値を沈めておりました。市場は、いまだテーパリングを意識し、米国株下落、インフレ懸念が、もう少し下押し要因になるかもしれません。投資資金に配慮しながら臨むのが良いでしょう。
<大証トウモロコシ>
昨日、米農務省から需給報告がありました。2021-22年度のコーン単収は179.5Bu、生産高149億9000万Bu、期末在庫15億700万Buとアナリスト予想を大幅に上回りました。しかし、これだけの数字が出て、シカゴコーンがストップ安にならないのが不思議です。おそらく、そこには先日お伝えした中国のコーン成約が存在しているからのようにも思えます。今回の材料は、上値を抑える要因にはなりますが、天井を判断するものではありません。むしろ、アナリスト予想よりも下方修正し、価格大幅上昇の方が、天井は打ちやすかったように思います。勝負はまだ先と考え、ゲーム感覚で取引するのが良いでしょう。
<日経225>
私は、先日買い玉を決済して正解でした。今なら1000円以上引かされているところでした。ロスカットは、やはり意識しておくのが良いですね。今回の暴落は、ナスダック指数が下落したのをきっかけに、日本のワクチン接種遅れ、オリンピックへの不信感、最大の問題は日銀のETF買いが入らないということではないですか。4月末時点では、やはり個人投資家は1372億買い越しにしており、海外投資家は184億の買い越しでした。今週に入り、おそらく個人投資家の投げ売りに対し、海外投資家の新規売りが出ているように思います。お客様には既にお伝えしておりますが、私の予想では〇〇〇〇〇円まで下げると思います。
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