さすがに、昨夜は白金が大幅安を演じました。昨日コメントに捕捉しますが、ジョンソンマッセイ社のレポートにより、18日の夜間取引から大量の売りが出てきました。しかし、このレポートはサプライズではありますが、ショック安になるような内容ではありません。現実問題同社は、4月にパラジウムからプラチナへの自動車触媒代替により、2021年の白金需要は、3.1トン増加するだろうとの見通しを出しておりました。米長期金利上昇による投資意欲減退、インフレ警戒による圧力なのか分かりませんが、この予測でどんどん下げ続けるとは思えません。ただ、このレポートの余韻は未だ残っているため、高値買い意欲減退につながる可能性はあります。そのため、そこは慎重に対処するのが良いでしょう。私も昨日の日中取引で少し買いポジションを縮小しました。
東京トウモロコシは、かなり荒い動きとなっております。33000円台からの売りは危険であると考えております。ここからはややロスカットを設定した上で、買いに意識を置きたいと思います。以前からお伝えしていますように、安値では実需の買いが入り、上値では5月12日の需給報告の数字・インフレ警戒感が重しになると思います。ここまで上昇した相場であるため、大相場を狙わず、2000円幅のレンジを意識しておくのが良いでしょう。
こちらは、大証トウモロコシの日足になります。トレンドラインを引きましたのでご参考にしてみてください。
大証金は、やはりまだ下げ(押し目)が浅いようです。昨日、もう少し安い場面があると思っていましたが、結局夜間取引で高値更新しました。ただし、ここを買いつく相場ではありません。実質金利が低下⇒ドル安=金高の動きとなっております。そのため、今朝方のFOMC議事録で、一部のメンバーが今後の会合でテーパリング協議を開始した方が良いといった内容があったてめ、実質金利が反発し、NY金の上値が抑えられた格好となっりました。期待インフレ率、実質金利には目が離せない状況です。もうしばらく新規買いは我慢したいと思います。
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