4月中央銀行金購入は、底堅い展開に。17:15

大証白金は、完全に売り手市場になっております。売り方の買戻しにより相場は反発しますが、買いが続かないため、再度売り直されているように思います。昨日もコメントしたように、金との価格差拡大による手じまい売り、若しくは大証白金割高による新規売りなのか、それ以外なのかは定かではありませんが、一つ言えることは白金の強材料が乏しいということになります。金価格が上昇している中で、市場は投資資金を金に集中しているように思います。そのことも要因であると考えております。

 

 大証金は、買い方針です。しかし、次の6600円割れは少し警戒した方が良いでしょう。つまり、買い玉一部撤退。ただ、先日もお伝えしたように4月の金価格低迷時点で、各国中央銀行は大量に金を購入しておりました。日本を筆頭に、タイ、ハンガリー、ウズベキスタン、トルコ、インドなど合わせますと約230トン。今年に入って米国金ETFは150トン減少していることを踏まえても、80トン需給が引き締まったことになります。そう考えますと、ここから80トン以上ETF・中央銀行保有金が減少しない限りは、NY金1800ドル割れは考えにくいと思います。

 

 再び、白金に話を戻しますが、白金の底堅さを感じる場合、大証金につれ安するかどうかを見るのが一番です。金以上に白金が下げている場合は、まだ下げ余地があると考えた方が良いでしょう。

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