大証白金、大証金ともに予想以上の下落幅。17:45

本日、貴金属大幅続落。FOMC後のNY市場は、大量の売り浴びせとなりました。大証白金は、想像以上の下落幅でした。

 今回の相場は、FOMCで利上げ前倒しを発表し、昨日のコメントでは市場にFRBが歩み寄ったのではと述べましたが、これだけ下落したのには、あの発言はFRBがインフレを抑制させるための発言だったのかもしれません。それと、中国当局が、価格安定させるために、数回にわたり銅、アルミ、亜鉛の国家備蓄を放出すると発表したことも、今回の相場に影響をもたらしたと考えております。

 さて、大証白金ですが、昨日は売られすぎの限度を超えていました。先ほどの中国ですが、市場の過熱抑制を目指すと政府が述べており、簡単に浮上する相場ではないと考えております。ましてや、今回の急落で大きなレンジではありますが、4000円以上が物凄い上値の抵抗になりそうです。そのように考えますと、今言えることは長く持って置く相場ではないということです。昨日のNY市場出来高は推定41000枚、上海市場出来高は約1600枚、本日の大証市場は約27000枚と大商いでした。昨日の3720円安値は、当面の下値になる可能性はあります。リバンド狙いならば、3800円台で買ってみるのも良いでしょう。

 NY金が1800ドルを割り込むとは思いませんでした。やはり、FOMCの声明によるインフレ抑制が影響しているように思います。今回の下落で梯子を外されたようにも思いますが、テーパリングも利上げ時期も来年以降であり、今後の経済指標でもニュアンスが変化する思われ、NY市場1700ドル台は弱気したくないところです。上昇する可能性があるイベントは、3週間後のFOMC議事録かもしれません。今回のFOMCが、かなりのタカ派であったため、その議事録でタカ派のトーンダウンするかもしれません。突込み買いで対処するのが良いでしょう。

 大証トウモロコシは、FOMCによるインフレ抑制発言で下落しているように思います。35000円台は売りとお伝えしましたが、その価格に届かず、33000円台まで下落しております。おそらく、中国の成約も少し落ち着く可能性もあり、基本は売り方針ですが、今の価格から1000円以上反発したところで売りたいと思います。

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