金は昨日、27日ジャクソンホールまではNY市場1800ドルを上回るのは困難とお伝えしましたが、そのFRBパウエル議長講演でデルタ株の影響からタカ派発言が出ないのではとの市場の見方により、あっさり昨日1800ドルを上回りました。私の予想に反し、ジャクソンホール前に、市場は楽観ムードで買い進まれております。
お客様にもお伝えしておりますが、ジャクソンホールでのパウエル議長の発言までは、積極的なポジションを取るのは止めた方が良いと考えております。
私自身、大証金、大証白金ともに弱気しているわけではありませんが、米国では3回目のワクチン接種を9月20日以降開始するとの報道に加え、米ファイザーと独ビオンテック共同開発の新型コロナワクチンがFDA(米食品医薬品局)に正式承認されたことから、年末の米国テーパリング(金融引き締め)の可能性が高いと考えております。そのため、27日同氏の発言で一旦貴金属は売り叩かれる可能性があります。ただそういった動きになれば、むしろ買い場を探すのが良いと考えています。
日経225は、27000円後半まで反発しております。ただし、オプション絡みで28000円が上値抵抗になると予想しております。本日からパラリンピックが行われることや、全国的にコロナ感染者拡大していることなどを踏まえると、未だ上値が重くなると予想しております。しかし、27000円前半では押し目買いの動きも見られたことから、27000円~28000円レンジ相場をイメージしております。
本日は、大証金、大証白金、日経225のコメントをしました。それ以外のお問い合わせは、080-4653‐1005までご連絡ください。