日経平均、今後どうなる!?18:32

 本日は、お客様からも質問がありました日経平均上昇の理由について、簡単にご説明します。もうニュースでご存じかと思いますが、昨年9月から続いていた日経平均月末安のアノマリーが今月とうとう破られました。おそらく、そのことを意識して機関投資家中心に売り叩いていた相場でしたが、ここ最近軟調であったファーストリティリングが本日2%以上上昇し始めたことから、売り叩いた投資家のショートカバーが一気に入ったと思われます。ジャクソンホールでのFRBパウエル議長の講演で、市場に安心感を与えたことがNYダウを堅調させ、そのことも日経平均の安値を売り叩けなかった結果でしょう。

 このチャートは、日経225ミニの60分足になります。ここ最近、投資家が売り込んだと思われる価格帯は、27800円以下と考えております。下段の出来高が物語っております。その27800円を上回ってきてから、徐々に反発の勢いが増したように思います。下段の出来高もかなり増加しております。

 ここから日経平均が、どう動くのでしょうか?ショートカバーによる上昇は長続きしません。しかし、日本でワクチン接種率上昇、コロナ感染者減少するようならば、もう一段高も来月あり得ます。しかし、日銀の日経買いが入らない現状では、29000円を上回るか疑問です。今年2月に30720円まで上昇した日経225、まだ7ヶ月しか日柄修正しておりません。価格では、高値から4000円しか修正していないため、この相場が簡単に上昇するとは思えません。もうしばらく、逆張りで考えるのが良いでしょう。27000円下限、28500円~29000円上限をイメージし、トレードをしていくのが良いでしょう。

本日は日経平均上昇についてコメントしました。金や白金に関してのご質問は、080-4653‐1005までご連絡ください。

 

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