大証白金は、世界的なデルタ株感染拡大の影響や、半導体不足による自動車メーカーの相次ぐ減産計画などで上値が重くなっております。ただし、何度も指摘していますように、別の部門での需要は右肩上がりになっているため、そういった部分で下げ渋りも見せていると考えております。
こちらは、大証白金日足チャートになります。5月11日の始値4406円、7月16日の始値4004円を結んだ下降トレンドになります。この下降トレンド・レジスタンスラインを終値ベースで上抜けるかがポイントになりそうです。ちなみに、5月11日の高値から7月16日の高値まで48日間、7月16日から現在まで32日間になります。昨日の会員サイトでも、大証白金の場合は、安値を買い拾うというよりは、ここ最近の揉み合いの上限に達したところを買うイメージで臨みたいと思います。
一方、大証金ですが、会員サイトで指摘した価格帯まで下げました。会員サイトをご覧いただいた方は、新規買いしたと思われます。このまま維持です。ただし、本日の米雇用統計で、市場は良好な数字に反応しやすくなっているため、非農業部門雇用者数が80万人~100万人増加になった場合、いったん売り叩かれるかもしれません。ただ、その売り叩かれた場合は、再び買い狙いで考えていきたいと思います。すでに、市場は年内のテーパリングを意識しており、仮にテーパリングが早まったとしても、12月が11月になるだけで、この時期になると相場への反応は限定的のように思います。NY金1800ドルが、心理的な節目になる可能性が高いと考えております。
さて、本日は日経225が大幅上昇しました。皆様ご存じのように、菅総理が自民党総裁選へ出馬しないというニュースが入り、皮肉なことに買いが買いを呼んだ状況になりました。ここまで上昇すると、正直分かりにくくなりました。上値の上限を28500円~29000円と予想していたため、ややその流れにも変化が出てくるかもしれません。ここはムキにならずに、相場が落ち着くまで静観しておくのが良いでしょう。すでに、28500円以上で売りポジションをお持ちになられた方は、ご資金次第になりますが、初押し、若しくは2手押しで、いったん売りポジション解消か、又は両建ての買い、又は一部売りポジション減少させることを考えた方が良いでしょう。
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