大証金は、9月2日にコメントしたように、やや息切れ状態になっております。
3日に米雇用統計の発表がありました。皆様ご存じのように、非農業部門雇用者数が予想に反し23.5万人増加であったことから、相場全体堅調に推移しました。ただし、3か月平均で見ると、雇用者数は67万人増加であるため、テーパリングを見送るような状態ではないということも理解しておきましょう。引き続き、年内のテーパリングは意識されることでしょう。しかしながら、テーパリングを年内するといった材料は、既に相場へ織り込まれているため、今後もサプライズにはならないでしょう。
大証白金は、先週末コメントしたように、ここ最近の揉み合いレンジ上限まで反発しております。
上は大証白金8月限であり、下は大証白金6月限になります。8月限へポジションの乗り換えが進んでおり、約7000枚の取組高に増加しております。陰線を演じる時は、必ず市場が弱気しているところであるため、その陰線を上回ったということは、評価に値すると思います。基本は、買いで考えております。以前のコメントをご参考にしてください。
こちらは、大証白金つなぎ足になります。9月3日にも掲載しましたが、未だ下降トレンドの中に位置しております。私の予想では、いずれ上抜くと思います。ただ、私のイメージでは、そのトレンドを上抜いていないうちは、下振れリスクも多少あり、時間との勝負になると考えております。つまり、このまま下がらずに、数日間経過すると、トレンドラインは価格帯に近づき、相場が自ずと方向性を示すことでしょう。
本日は、大証白金についてコメントいたしました。それ以外の金や日経225、ゴム、トウモロコシなどの問い合わせにつきましては、080-4653‐1005までご連絡ください。無料不定期会員も募集しております。