昨日の大証白金のコメントでは、昨日夜間取引で3500円まで反発しない場合は、NYプラチナ950ドル、大証白金3382円を試す可能性があると指摘しました。昨日の夜間取引で3485円までしか反発できず、本日NYプラチナ960ドル、大証白金3413円まで売り叩かれることになりました。
ただし、昨日も上海白金の出来高が増加しており、本日も恐らく中国実需の買いが入っているように思います。中国当局は、昨日備蓄原油を放出すると発表しております。価格安定狙いで、7月には備蓄非鉄貴金属を放出しました。一方、プラチナはどうでしょう。2020年プラチナの中国輸入量は、前年比19.3%増の86.32トンでした。つまり、価格低迷している中、中国はプラチナ備蓄を放出するというより、むしろいくらでも欲しい状況と考えております。
コロナ禍で、自動車販売台数は落ち込んでおりますが、大型デーゼル車は伸びているため、中国需要は落ち込まないと考えております。
ただし、
相場は、紆余曲折があります。今の白金相場は、あくまでも私の想像ですが、ファンド売りに対し、実需買いの戦い?のように思います。上記のNYプラチナの日足チャートを見ても分かるように、依然下降トレンドを形成しております。安値は4回売り叩いていますので、5回目もあるかもしれません。引き続き慎重に見ていきたいと思います。
こちらは、大証白金日足チャートになります。このチャートを見ますと、来週3600円を上抜けないと、再び売り叩かれる可能性があります。ファンドがショートカバー(買戻し)するとしたら、大証白金3550円、NYプラチナ1000ドルと考えております。
まずは、本日大証白金、前日の高値3485円を上抜けるかがポイントになります。
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