今週は、イベント盛沢山!!!17:51

 中国恒大集団のデフォルト警戒により、昨日海外市場では株式をはじめ、金融商品全般売り圧力が強まった1日でした。同社は、23日、29日に投資家へ利払い期日を迎えるため、リーマンショックの再来かとの声も聞こえます。しかし、リーマンショックと異なることは、一つ中国が不動産価格を抑制するために規制をかけたこと、次に不動産規制を強化したことで事前に同社の危機は想定していたこと、最後に同社の負債規模はリーマンショックの2分の1から4分の1であることが挙げられます。ただ、マーケットは中国政府がどのような対応するか見届けたいといったところでしょう。

 

 さて、日経225ミニの買い玉は、本日ロスカットとなりました。私自身、ここまで中国恒大集団の警戒が高まるとは思いませんでした。しかし、まだ買いスタンスで臨みたいと思います。今週は、本日と明日、日銀政策決定会合とFOMCを控えていることや、先ほども述べた中国恒大集団の利払い期限が23日であることから、今週は波乱含みの展開を意識しておくべきでしょう。

 

 大証金は、昨日中国恒大集団のデフォルト警戒により、恐怖指数が大幅上昇したことで、リスクヘッジの買いが金市場に集まり、唯一海外市場で反発した銘柄のように思います。しかし、金にとっての最大のイベントはFOMCです。おそらく、テーパリングの時期については意識されず、利上げペースの方が重要になってくることでしょう。今回の中国不動産問題を意識しての内容になるのか、それとも米雇用回復を見込んでの話し合いになるのか注目したいところです。話は大証金に戻しますが、まだ買っていく相場ではないと思います。下値の不安は払しょくしておりません。そのため、イベント前の新規買いは控えたいと思います。

 

 大証白金は、昨日中国恒大集団のデフォルト警戒により、NYダウが下落して始まったことから、NYプラチナにも売り圧力が強まりました。しかも、NYパラジウムが150ドルも下落したことで、900ドルを割り込むこととなりました。まだ、戻りは売られやすいと考えております。前回売りポジションのロスカットは3362円以上としましたが、本日価格が下落したため、ロスカット価格も引き下げ3312円以上に変更とします。必ずロスカットは設定しましょう。なぜならば、海外大口投機家の売りポジションが増加しているため、きっかけ次第で流れに変化をもたらす可能性があります。

 本日は、中国恒大集団についてコメントしました。それ以外のご質問は、080‐653-1005までご連絡ください。会員も募集しております。

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