大証白金は、本日大幅上昇となりました。昨日のコメントでは、売りポジションのロスカット価格を3312円に引き下げ、それがヒットしました。今回のNYプラチナ上昇は、再三指摘していましたファンドの売り過ぎによる巻き戻しと考えております。昨日のNY市場では、推定40000枚近く(取組約76000枚)の大商いであったため、今回のプラチナ下落が、正直行き過ぎた相場に思います。ちなみに、プラチナスポット価格より10ドル割安だったNYプラチナが、現在では5ドルまで縮小しました。そのことからしても、NYプラチナは売られすぎということでした。昨日まで、世界で一番安価なNYプラチナでしたが、現在は大証白金期先が安価です。
ここからは、恐らくファンド売りは制限されると見ております。つまり、押す場面(下がる場面)はあっても、今までのように下落し続けることはないと考えています。よって、FOMC前後で売られたところは、買い拾いたいと思います。
大証金は、FOMC後の反応を見たいと思います。おそらく、今回のFOMCは無難に通過すると予想しておりますが、ドットチャートで2023年に3回の利上げを支持するメンバーがいた場合、ややタカ派に反応する可能性もあります。そうでない限りは、大きく動くことはないでしょう。テーパリングの時期が決まれば、市場の不透明感、思惑相場はなくなるため、下押し不安も払しょくすることでしょう。何度もお伝えしますが、FOMC後にNY金が1770ドルを維持しているようならば、買うタイミングを考えても良いかと思います。
本日ロイター通信社が、中国恒大集団は23日の利払いを実施すると報道したことで、日経225ミニは29690円まで戻しました(安値から切り返した)が、その後戻りの鈍さにより、再び29500円前後で推移することになりました。ただし、昨日も指摘しましたが、28600円前後は買いで考えて良いと判断しております。29300円どころは意識されますが、このまま下落相場に移行するとは思えません。再び30000円を狙う動きを予想しております。
今回は、プラチナ中心にコメントいたしました。それ以外のご質問は、080-4653‐1003までご連絡ください。無料会員も随時募集しております。