白金、来週はどうなる!?18:03

 午前中に、中国恒大集団が明日期日の利払い8350万ドルを昨日支払い済ませたと、中国メディアが報じたことで、同社の株価は4%高でスタートしました。最終的には5.04%高。中国メディアの報道が、どこまで信ぴょう性の高いものか分かりませんが、これで目先の不安要素が後退したことになります。ただ、私自身、この問題で、相場が大崩れするとは思いません。リーマンショックのような下落にはならないと考えております。

 

 日経225は、昨日もコメントしましたように、もう少し様子を見たいと思います。昨日の下落要因がいくつかあり、その一つが後退したことで、28900円台まで戻しましたが、昨日の大陰線が未だ上値を抑えているようにも思えます。弱気をしているわけではありませんが、買うのは底固めを完了してからと考えております。

 

 大証金は、米長期利回りが低下すると、買い物が入ってきます。基本スタンスは、未だ買いのままです。売りは一切考えておりません。以前からお伝えしていますが、NY金市場心理的な節目である1800ドルを上抜けると、買いが集中しやすいと予想しております。つまり、円安、海外高ということになり、大証金は〇〇〇〇円まで上昇が期待できます。上抜けなかったとしても、今のところ下値は浅いと考えております。

 

 大証白金は、昨日高値の買いポジションがロスカットとなりましたが、再び本日3840円台で買いました。以前から指摘しておりますが、まだ3800円台は買えると考えております。その理由としましては、①相場は結果より、今後の展開が重要であること②内外ともに、市場は強気していないこと③2週間前からお伝えしておりますが、テクニカル面で昨年11月ぶりに買い転換したことが挙げられます。①は、例えば、9月中国自動車販売台数が前年同月比19.6%減少しましたが、これは既に相場へ織り込まれており、今後半導体不足解消!?中東からの自動車部品が通常輸入となれば、今の水準でも需要が出てくることでしょう。しかも、ガラスに使用する白金需要、大型車の触媒需要、ガソリン車パラジウムから白金へ代替需要、水素燃料需要などなど、白金の必要性を感じます。鉱山会社生産、リサイクルなどの供給面には限界があり、それ以上に今後白金需要は増加傾向にあると考えております。②は、先週末時点の大証白金において、一般投資家は売り越しとなっております。しかも、内外ともに取組みが急減しております。これは、新規よりも手仕舞い中心に市場参加者が動いていることであり、昨年2月高値水準や今年2月高値水準のような市場の動きではありません。つまり、過熱感はなく、天井を打つ相場ではないと判断しております。③は、以下のチャートで説明します。

こちらのチャートは、大証白金日足になります。10月8日にゴールデンクロスし、今に至ります。しかも、10月15日の大陽線が相場を下支えしております。次に短期移動平均線をご覧ください。上向きになってきております。おそらく、来週は3800円割れがないと判断しております。ただ、万が一に備え、3800円を割り込んだところでは、本日の買いポジションを決済します。この相場で、再び3800円を割り込むと、またレンジ相場に戻ってしまいます。

に、こちらのチャートです。大証白金週足になります。現時点では、ゴールデンクロスしておりません。つまり、吹き上がった場合は、再び売り物が出る可能性もあります。仮に売り叩かれたとして、3800円どまりと予想しておりますが。私が気にしていますのは、来週水曜日の2022年10月限新甫発会です。この日が、仮に〇〇〇〇円まで上昇、若しくは上昇できなかった場合でも、一部利食いを視野に入れておきたいところです。

 

 本日は、日経225、金、白金についてコメントしました。流れにつかないと大相場は取れません。ただし、高値を買う場合は、安値の買いポジションより多く買ってはいけません。損切覚悟で買うしかありません。そこを気を付けていきましょう。もし、トレードにお悩みの方がいましたら、080-4653‐1005までご連絡ください。随時、会員も募集しております。

 

 

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