本日未明のFOMCでは、皆様ご存じのように、今月から150億ドルの量的金融緩和縮小を決定しました。FRBパウエル議長の記者会見では、再度利上げに関して否定したものの、市場は来年6月に利上げの可能性が高く、来年2回の利上げを予想しております。インフレに関しては、パンデミックの影響で物価が上昇しているが、それが落ち着けばインフレ率は低下するだろうとの発言。
FOMCが無事通過し、市場予想の範囲であったことから、NYダウが高値更新し、全体的に下値は浅かったように思えます。
さて、大証金ですが、やはり米長期利回り反発したことで、上値が重くなりました。基本は買い方針で見ておりますが、今後も上値の重さを感じると考えております。つまり、高値を買う相場ではないということになります。もしかすると、再び大証金で6400円前半の水準もあるかもしれません。よって、新規買いを考えている方は、少し静観しておくのが良いでしょう。
大証白金ですが、買い方針は継続です。白金を取り巻く環境は悪くなく、むしろ今後の需要増加期待ができると考えております。しかしながら、NY市場において高値を買い上げたファンドは、結局手仕舞い(投げ売り)させられる相場であるため、一方向に上昇するかは疑問です。そのため、マイナスサイドを買い拾ってみるのが良いと考えます。ちなみに、11月24日はWPIC(ワールド、プラチナ、インベストメント、カウンシル)の四半期レポートの公表があります。今度のレポートでは、需要面を上方修正するため、2021年需給バランス予想は、少しは改善することでしょう。
日経225は、やはり30000円手前まで上昇しました。冒頭でも述べたように、NYダウが高値更新し続けているため、さすがに日経225にも買いが入りやすかったと思います。まだ、上値余地はあると考えております。前回では、29200円台まで押し目があると予想しましたが、恐らくそこまでの押し目はなく、30000円を回復すると考えております。私が信用しているテクニカルチャートでも、買い継続となっているため、ここは素直に買っていきたいと思います。ちなみに、ロスカットは、29400円以下に設定するのが良いでしょう。
本日は、大証白金、日経225を強気継続、大証金はやや弱気の予想としました。詳しく知りたい方は、080-4653‐1005までご連絡ください。無料会員も募集しております。