今回の要人発言は、一過性!?18:38

 昨夜は、ブラード米セントルイス連銀総裁が、今後FRBは数回の会合で、よりタカ派の政策に取り組むべきとし、テーパリングを現状の150億ドルから300億ドルに増加すると、2022年第一四半期に利上げへの扉が開かれると発言したことで、米長期利回り上昇、ドル高により貴金属の上値が抑えられた格好となりました。しかし、同氏はFOMCメンバーではないため、その発言がどこまで影響を受けるか疑問。

 さて、大証白金ですが、せっかく4050円まで上昇しましたが、要人発言により大きく売り叩かれることとなり、ガッカリしております。しかし、私は買いスタンスを変えるつもりありません。むしろ、今回の要人発言でもNYプラチナは1060ドルを維持しました。本当にFRBがテーパリングの額を300億ドルにした場合は、もう一段安い価格も意識されると思いますが、仮にインフレを抑えるための策だとするのならば、テーパリング増額は意味がないと思います。インフレだけで考えると、需要増加でインフレになっているわけではなく、ご存じのようにサプライチェーン問題により、価格高騰が現状です。テーパリングを急ぎ、利上げをしたからといって、インフレが収まるというものではありません。つまり、時間しか解決しないように思われます。

 そういった発言は信ぴょう性が薄く、一時的に意識される可能性はあるものの、むしろドル円が115円を突破すると、円安、海外高の恩恵を受け、大証白金〇〇〇〇円まで上昇することも考えられます。今の大証白金価格は、山で例えると3合目あたりかと考えております。

 

 大証金は、ほとんど要人発言の影響はなかったように、堅調に推移しております。テーパリング開始したことで下落要因は出尽くし、今後はインフレ長期化、ドル高円安継続が、大証金を押し上げるように思います。先日もコメントしましたが、NY市場でファンドはネットロング(買い越し)を増やしており、1900ドルも射程圏内と考えております。買えないから売るという行動だけは避けましょう。

 

 日経225は、30000円達成しそうでできません。ただ、29000円~30000円の逆張りは意識しない方が良いと思います。私は、NYダウも上昇余地があると思いますし、ドル円も上昇すると考えているため、30000円は通過点に過ぎないと判断しております。よって、買いスタンスは継続しております。

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