大証金・大証白金、反発したからといって、買いではない時間帯17:45

 昨日のコメントでは、全ての金融商品で売りの意識を持つ方が良いとしました。その理由としては、高値飛びつき買い防止の意味を含み、そのような相場ではないということです。

 大証金ですが、米長期利回り低下、恐怖指数上昇、ドル安にも関わらず、昨日は売り叩かれました。この理由としては、ファンドの玉整理が不十分であったことや、昨日のFRBパウエル議長のタカ派発言により、NY金が1770ドルまで下落しました。14日・15日のFOMCまでは、戻り売りが意識されると予想しております。私の予想レンジを6550円~6400円に引き下げたいと思います。

  大証白金も、以前にお伝えしたように、オミクロン株がデルタ株より感染力が低いとしても、ここまで下落した相場がⅤ字回復することはありません。むしろ、再び戻した場面は、売りの意識をもって対処するのが良いでしょう。アジア時間では、中国の買いが入りやすいものの、欧米時間ではファンド売りが止まりません。相場が上昇するためには、ファンドの買戻しが入り⇒ファンドの新規買いが入ることが条件になります。ただし、今のプラチナは、ファンドの買戻しが入っても新規買いは入らないと考えております。つまり、買戻しで相場が反発したところは、新規売りを仕掛けるチャンスと考えております。(新規買いが入りにくい理由は、プラチナの需給面です)

 日経225は、28000円を回復しましたが、再び売られる場面があると考えております。相場は、下げすぎの反動で反発しますが、ある一定の価格まで到達すると、ヤレヤレの売りが出やすくなります。むしろ、次に下落した場合、昨日の安値を下回らないで、再び反発するようならば、底堅さを評価して良いと思いますが、今のところその確認はできておりません。つまり、もう一度下値を試す可能性があるということになります。

 今は値ごろ感というより、時間との勝負であるため、高値飛びつき買いは避けましょう。お悩みの方は、080-4653‐1005までお気軽にご連絡ください。

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