大証白金は、上昇するための準備段階!?12:53

 本日は、先週末に発表した米CPI(消費者物価指数)が、39年ぶりの高水準ということから、商品全般反発しております。しかし、今週FOMCを控えており、今後の米国金融政策に市場は大注目しております。FOMC前まで下げないようならば、発表後にいったん売られる可能性もあるので、注意しておきましょう。

 もちろん、目先の材料はFOMCです。ただし、先週末コメントしたように、欧米が本格的にトレードするのは、今月29日以降。そのため、一方向に動きにくいと考えております。

本日は簡単に白金のコメントをします。

 再三お伝えしておりますが、今は上昇期待というより、反発期待をするのが良いでしょう。私の予想では、3550円~3610円は、再度売り直されると考えております。それならば、まだ下がるの?といったご質問も受けますが、まだ下げ続けるというよりは、来年以降白金が、上昇する準備を行う必要があるといったところでしょう。しかも、WPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)が、2021年のプラチナ需給を24トン供給過多と予想しており、年内は当然上値が重くなります。

 

 その一方で、12月10日に中国汽車工業協会が、11月の中国新車販売台数を前年同月比9.1%減の252.2万台と発表しました。今年の販売台数を見ますと、徐々に謳歌傾になっております。

 徐々に半導体も回復しており、今後新車販売台数の増加が期待できます。ただし、来年以降になると思います。WPICは、来年に関し、白金需給は20トン供給過多と予想しておりますが、需要の伸び次第では、そこまで供給過多にはならないだろうとの見通しを出しております。そう考えますと、工業品、宝飾品、投資需要が少しづつ改善するようならば、徐々にNYプラチナ1000ドル回復も考えられます。いずれにしても、来年以降になると予想します。

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