本日のNY時間が大事。17:24

 もう既にご存知だと思いますが、FRBは今日まで開いたFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)の加速を決定し、終了時期の想定を2022年6月から同3月へ前倒ししました。22年中に計3回の政策金利の引き上げを見込む。また、インフレは「一時的」との表現をFOMC声明から削除し、「需給不均衡がインフレ水準の押し上げに寄与し続けた」とインフレの持続性を強調する表現に改めました。

 今回のFOMCは、意外にタカ派的な内容だったように思います。しかし、市場は、すでに来年3回の利上げを織り込んでいたため、本日は金融商品全般買戻しが入ったように思います。

 さて、日経225ですが、完全に流れが変わったと考えております。昨日、FOMC前にもかかわらず、相場は堅調な動きを見せました。しかも、本日29000円で取引終了したことは、評価すべきところと考えております。基本押し目買い方針。買い狙いは、〇〇〇〇〇円~28800円と考えております。押し目ない場合は、再度組み立てなおします。

 大証金は、昨日から本日引けまでの動きを見ますと、今の価格水準で売るのは危険です。クリスマス前で商いが薄くなる時期ですが、6550円を上抜けると、6600円台が見えてきます。そう考えますと、6650円~6500円のレンジをイメージするのが良いでしょう。その中での逆張りで臨むのが良いと思います。

 大証白金は、スポット価格やNY価格よりも割高になっております。昨日は、FOMC前ということで売り圧力が強まり、スポット価格とは同水準でしたが、本日3400円台回復したことで20円近く割高になっております。この分が修正しないと抒情詩続けることは困難でしょう。ただし、昨夜の動きを見ますと、スポット市場900ドル割れで買いが入ったようにも思えるため、大証白金では3300円が底値と判断しております。しかし、先ほども述べたように、大証白金がプラチナ相場をけん引することは考えにくく、反発しても未だ売り叩かれやすいことは意識しておきましょう。ただ、その一方で、NYプラチナはスポット価格よりも、6ドル割安になっており、かなりファンドが売り込んでいるようにも思えます。いずれにしても、FOMC通過後のNYホンセッションで、ファンドのショートカバーが入るか見ていきたいと思います。

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