【大証金】
大証金の大勢観は、変わりありません。しかし、昨日米CPI(消費者物価指数)発表後、ドル安に振れたことでNY市場は反発しましたが、円高の影響で大証市場では、25円安で取引終了したことを考えると、ややNY市場の上値が重くなったように思います。大証金相場上昇で一番の構図は、ドル安・円安・ユーロ高になります。この構図が大相場を導いてくれます。ただし、こういうことは多くありませんので、現実に戻った場合、大証金が円安でも上がらないのは、ドル高がNY金の上値を抑えている、つまり米金融正常化の意識が強く、金自体の評価が下がったと判断すべきでしょう。ドル安でも上がらないのは、NY金価格がほぼ高値に達したと判断すべきでしょう。何が言いたいかと言いますと、ドル・円・米長期利回りなどの動きの中で、NY金価格は形成され、大証金価格の評価になります。相場が上昇時は、強材料を意識しやすいものです。反対に下降時では、弱材料をネタに売り崩されるケースがあります。それを常に察知する必要があります。今回のようにNY金の評価が上がったにも関わらず、大証金の評価が上がらないということは、やや上昇一服ムードになっていると判断した方が良いでしょう。今の大証金は、もう一段押しを入れた方が良いと考えます。押し目を待っての買い拾いと考えております。
ちなみに、底値で買おうなんて思わないでください。むしろ、下げたら(逆に動いたら)決済する気軽さが、相場の流れについていく秘訣です。私は、ダメなものから決済します。良いものは、余程のことがない限り、利食いしません。それが良いかどうかは別ですが、損を少なく、利を大きくするために重要だと思います。すべて思う通り相場は動いてくれませんので、ダメだと判断した場合は決済できるうちに、決済するのが良いでしょう。(値洗いマイナスが大きくなると決済できなくなりますので。)
【大証白金】
続いて、大証白金ですが、未だレンジ相場は抜け出せないと思います。ただし、本日会員様にもお伝えしましたが、基本は買いで考えております。なぜかと言いますと、スポット価格よりもNY価格は割安、しかも大証先物価格は20円~25円割安になっております。スポット価格よりも割安の市場を売り叩いても、多くは望めないと考えております。ただし、どこで買いをエントリーすれば良いか迷うところですが、そのヒントは来週土曜日に会員サイトにて掲載いたします。是非ご参考にしてください。
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