【大証金】
①NY金ETF、3日連続据え置き。1091.43トン
②コメックス指定倉庫在庫増加中
③円安に対する修正局面継続
④3月29日NY金下落、しかし大口.投機家(ファンド)は買いポジションを減少していなかった。
こちらは、NYゴールドの日足チャートになります。①は3月23日~29日の期間を表しております。29日に1900ドルを割り込みましたが、大口投機家の買いポジションは1028枚減少にとどまり、むしろ売りポジションが10592枚減少しておりました。恐らく、23日・24日の上昇は、大口投機家のショートカバーによるものと考えております。ネットロング(買い越しポジション)は、依然として25万枚を超えているため、②のような状況になれば、買いポジションが整理されると思います。そのためには、再三述べておりますが、NY金ETFの減少が必要になります。
昨日のコメントでは、大証金ストップロスを設定し新規売り、ロスカットがヒットしても、相場が弱含んだところを再びストップロスを設定し新規売りと、徹底的に売りの話をしました。相場の弱含んだところを売り直すのは、高値圏での弱含みは上昇力がなくなってきている証拠になります。ただし、騙される可能性もあるため、ストップロスを設定する必要があります。
【大証白金】
①プラチナスポットとNYプラチナとの比較
②ナイメックス指定倉庫在庫37万オンス台まで減少するか。
③大口投機家は、買いを減らし、売りを増やしている。
④中国上海ロックダウン終了後、中国実需の買いが活発になるか。
こちらは、NYプラチナ日足チャートになります。冒頭で述べたように、①の期間内で、大口投機家は買いポジションを2599枚減少させ、売りポジションを3215枚増やしております。つまり、市場は弱気に傾いております。現在は一定のレンジ相場になっており、大口投機家も動きにくいといったところでしょう。しかし、買いポジが減少し、売りポジが増えたということは、仮に相場が反転した場合、売りポジの買戻し&新規買いが状況次第では入ってきます。いずれにしても、先ほどのポイントをしっかり押さえておきたいと思います。
いつもは会員サイトでもっと詳しく掲載しますが、明日は別件で出社する予定がありますので、今回はこのような内容にさせていただきました。もう少し詳しく聞きたいという方は、お気軽にご連絡ください。それに加えまして、毎日配信しています無料会員サイトも是非ご参考にしてください。