年内の利上げの確立、50~70%。

前回の東京金のコメントでは、今回のFOMCでは利上げは見送られるだろうとし、その前に売り玉は利食い方針とお伝えし、お客様の売り玉は1枚もないことをお伝えしました。ただし、9月仮に利上げをした場合は、サプライズとなり、マーケットが混乱することから、その時に大きく売られたところだけは新規買いをし、それ以外は売りで考える方が良いと指摘しました。

 20、21 日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間開き、政策金利据え置きを決定しました。金利据え置きには、3人のメンバーが利上げを主張して反対票を投じ、声明では目標に向けた進展状況をさらに見極めるとした一方、年末までの利上げの可能性はなお高いとの認識を示しました。次は11月1─2日、その次は12月13─14日となっており、11月のFOMCは米大統領選前ということもあり、マーケットは12月の利上げを予想しているようです。

 さて、今後の東京金ですが、今回FOMCで利上げが見送られたため、ドル安・NY金高となりました。この動きは、想定内の動きになります。ただし、利上げの可能性が年内残っている以上、米経済指標や要人発言などでNY金の下振れが考えられます。NY金〇〇〇〇ドル以上は売り、東京金〇〇〇〇円を上値の抵抗と考え、4300円台では売りを意識するのが良いでしょう。

 

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