昨日の米CPIの結果は、既にご存じかと思いますが、前年同月比8.5%上昇(市場予想8.4%上昇)、前月比1.2%上昇(同1.2%上昇)でした。昨日コメントしたように、同指標が市場予想を上回ったため、発表後にNYゴールドへまとまった買いが入り反発しました。しかし、コア指数が前月比0.3%上昇(同0.5%上昇)にとどまったことに対し、FRBブレイナード理事が「バランスシート縮小、早ければ5月に決定し6月から実施する可能性がある」など発言したことで、NYゴールドにやや売り物が出たように思います。その後ドル円上昇も伴って、大証金は一段高を演じました。
【日経225】
朝方会員様にコメントしたように、新規売りをするならば〇〇〇〇〇円前後と提案。その水準まで上昇したため、新規売りが成立しました。基本は、売りの意識をもって臨むのが良いと考えております。今でもです。その理由としては、インフレ懸念・中国ロックダウン継続・ロシアウクライナ戦争による日本企業へのダメージなどが挙げられます。しかし、27000円を終値ベースで維持し始めた場合は、売り玉を撤退した方が良いでしょう。しかも、本日の大陽線により、やはり下値は浅いように思います。私の予想では、26000円~28000円レンジと見ております。
【大証金】
大証金は、まだ上昇相場継続です。高値を更新したため、天井探しをするつもりはありません。以前のコメントでは、大証金は売るか、ロスカットするか、売らないかの3択とお伝えしましたが、高値更新してからは様子を見ております。実際のところNY金ETFは増加し続けており、ドル円も125円を抵抗しなくなっていることを踏まえると、先日指摘したように高値で上下動するか、それとも再び過熱するかしか下がる手段はありません。ということは、今は大きく下がらないということになります。恐らく、来月3日・4日のFOMCまでは、大証金が下げても買い拾われやすいと考えております。
【大証白金】
私のお客様の大半が、本日大証白金を買い増しして頂きました。恐らく、会員様も新規買いしたと思います。昨日大証白金が下落は、中国ロックダウンによる景気減速懸念によるものと考えております。しかし、ここ数日間中国実需の買いが目立っております。中国実需の場合は、話によると、安価なものに対して予定以上に買うケースがあるようです。つまり、今のプラチナは安いということになります。ただ、中国のロックダウンが継続している間は、上値も重くなると思えます。円安により、大証白金は4000円以上を試す可能性もありますが、本当に強い相場は、NYプラチナ上昇による大証白金上昇です。当面は、円安が続く限り、下値切り上げ型をイメージしております。
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