東京金は、未だ売り方針。ただし、ここからの売りにはうま味はありません。しかしながら、12月利上げの可能性がある以上、強気はできません。2016年第2四半期(4-6月)の世界金需要は、前年同期比15%増の1050.2トンになった模様です。内訳を見ますと、宝飾品は前年同期比14%減の441.1トン、テクノロジーは同3%減、投資需要(バー・コイン)は同1%増の211.6トン、公的機関の金購入は139.5トン、金ETFは236.8トンとなっておりました。金ETFの保有残高は、増加しているもののそれ以外は減少傾向にあります。しかも、4月ー6月のNY金価格は1200ドル台であり、7月以降の金ETF保有残高は、約3トンの減少になっております。つまり、1300ドル台ではETFの残高は増えていないということになります。
しかも、12月利上げ確立は、70%から81%に上昇したこともあり、ある程度価格が織り込まない限りはファンドの買いが増えることは考えにくい。そうしますと、上値は限定的と考えるのが素直でしょう。
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