①FRB高官のタカ派発言(今週いっぱい続く)
②IFMが世界経済見通し引き下げ
本日の相場は、これらのトピックスで動きました。
昨日もコメントしましたが、来週からブラックアウト期間入りするため、今週はFRB要人発言が相次いで行われます。日本時間22日午前2時に、FRBパウエル議長の講演が予定されており、市場はタカ派的な内容になると予想しております。そのため、日米金融政策の違いから、ドル円が129円台まで上昇しました。
昨日、IFM(国際通貨基金)が、今年の世界経済見通しを1月4.4%から3.6%へ引き下げました。ロシアによるウクライナへの侵攻や、新型コロナウィルスの影響が要因のようです。
さて、このことを踏まえてコメントしたいと思います。
再三述べておりますが、円高になるきっかけが今のところありません。強いて述べるのであれば、来週ブラックアウト期間ということもあり、相場が落ち着く=修正の可能性も。5月3日・4日のFOMCで0.5%利上げ、バランスシート縮小=一旦材料出尽くしによる修正の可能性。が考えられます。
【大証金】
19日もNY金ETFが6.39トン増加しておりました。これは、ロシア・ウクライナ戦争によるインフレ継続によるものと考えております。(有事の金買いも含む。)米インフレ率は、2.93%まで上昇しており、この数字が低下するには、FOMCでの利上げが不可欠と考えております。そのように考えると、可能性では来月のFOMCがポイントになると予想します。再三述べておりますが、ドル円を予想することが、大証金へのトレードの近道になると考えております。じっくり観察期間。
【大証白金】
大証白金は、昨日もコメントしたように、急ピッチに上昇した反動が、本日大幅安を演じたように思います。本日、NYプラチナの下落要因は、①IFMが世界経済見通し引き下げによる原油安②昨日中国実需の買いが目立たなかった③2日間でNYプラチナにおける大口投機家の買戻しが一巡したことと考えております。NYプラチナの価格自体は、心地良い水準まで修正しておりますが、それに加え円安の修正が来週以降演じるようならば、もう一段安も否定できません。やはり、来週からゴールデンウィーク明け、大証白金の押し目を形成する可能性があります。出来れば〇〇〇〇円台を買い拾いたいと思います。
【日経225】
日経225は、若干反発しております。基本は逆張りの買い主体です。ただし、方向性に欠く動きを予想しております。外国人投資家は、どちらに動いても良いポジションであり、ハッキリしません。中国ロックダウン、IFMが世界経済見通し引き下げ、ロシア・ウクライナ戦争が上値を抑える要因になることでしょう。つまり、反発場面を追随買いするのは避けましょう。細かなトレードが有効。
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