日本時間22日午前2時のFRBパウエル議長の講演内容は、「5月の会合で0.5%利上げを検討する」とのことでしたが、大方市場予想の範囲内にもかかわらず、米長期利回り上昇、ドル・円も上昇しました。しかし、鈴木財務相とイエレン米財務長官とドル円相場の動きを議論したことを受け、ややドル円の上値が重くなったようにも感じます。しかも、来週からブラックアウト期間ということや、日本ではゴールデンウィーク入りの週ということもあり、再三お伝えしているように、ドル円の動きが落ち着くように思います。詳しくは、昨日のコメントをご覧ください。
本日の会員サイトでは、大証金の短期トレンドの変化、日経225の短期売られすぎを指摘しました。会員様は、ご存じかと思いますが、大証金・大証白金ともに短期トレンドは緩やかな〇〇トレンドへ変化しております。
本日の日本市場を見て感じたことは、米長期利回りが下げると、ドル安=円高になり、大証金・大証白金ともに上値を抑えつけられておりました。FOMCまで2週間に迫っていることもあり、ここからはロシア・ウクライナ戦争よりも、米国金融政策に市場の目が向くことでしょう。
【大証金】
大証金は、ドル円の上昇に一服感が出ているため、今後売りも意識していきたいと思います。今までは、円安が国内商品相場をサポートしていたので、少し売りにくい相場でしたが、恐らく日本のゴールデンウィーク明けまでは、ドル円上昇は望めないと判断しているため、大証金自体水準を切り下げる可能性も出てきました。ただし、NY金1940~1950ドルは今の下値目安となっていることから、安値を売り叩くより、戻ったところ(プラス圏)を試し売りするのが良いでしょう。(普段の枚数の3分の1程度・損切りしても影響がない枚数)
【大証白金】
大証白金は、ここにきて相場が失速しております。3900円台は買い方針としておりましたが、意外に売られております。恐らく、NYプラチナ1000ドル超えで、大口投機家売りポジションのショートカバーが入ったのですが、再度1000ドルを割り込んだことにより売り直しているように思います。材料としては、先日IMFが世界経済見通しを大幅に引き下げたことで、景気に影響されやすいプラチナが売り叩かれているように思います。しかし、中国実需の爆買いが入っているように見受けられ、下値にも限界があると見ております。昨日、私が予想していた下値目安より、現時点で8ドル下げております。引き続き、買い目線で臨みたいと思います。
【日経225】
日経225は、昨日の利食い提案、本日の新規買い提案、今のところ上手く回転しております。昨日の会員サイトでは、27500円以上で利食いを提案、予想以上に相場は伸びましたが、やはり28000円を買い切れず失速。日経225のレンジは、〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円と予想しております。FOMCも控えており、上昇し続ける相場ではないため、当然反発場面は利食いを意識するのが良いでしょう。引き続き、逆張り方針継続とします。
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