本日の金融商品下落は、中国ロックダウン規制強化で、サプライチェーン悪化によるインフレ懸念、FRBの金融引き締めに対する警戒感などで、午前中は売り一色の動きになりました。
【大証白金】
昨日の白金コメントの続きになりますが、大証白金が3800円を割り込んだにも関わらず、プラチナスポットとの価格差は150円~160円と拡大しております。今は、180円と更に拡大しております。今の世界プラチナ価格の構図は、ⅬBⅯAプラチナ価格973ドル、プラチナスポットCFⅮ価格968.5ドル、NYプラチナ価格947ドル、大証白金価格928ドルで推移しております。これだけの価格差拡大は、初めて見ます。何かが起きているのには違いありませんが、NYプラチナ価格が割安になっているため、一週間前と比べナイメックス在庫は20000オンス減少、日本の指定倉庫も減少しております。NY白金が割安になっているのは、大口投機家の積極売りによるものですが、これだけ長い間修正しないのは不思議です。基本大証白金は、買い目線で見ておりますが、上海ロックダウン・北京の規制強化が相場の上値を抑える可能性もあり、あまり無理せずに状況を確認していきたいと思います。
※コメント作成中に変動しておりますので、ご了承ください。
【大証金】
大証金は、難しい局面に突入しました。先週FOMCで金融引き締めに対する強めの内容を公表したことで、NY金ETFは6日・9日合わせて16.33トン減少しました。明日米CPIを控えていることもあり、大口投機家を含め決済売りが優先となっております。ちなみに、明日の米CPI市場予想は、前月比0.2%上昇(前回1.2%)、前年同月比8.1%上昇(同8.5%上昇)になります。昨年4月から米CPIが一気に上昇したため、前年同月比8.1%上昇は理解できますが、先月インフレ率が3%台まで上昇した経緯を見ると、前月比0.2%上昇はやや控えめのように思えます。仮に、市場予想を上回るようならば、大証金は〇〇〇〇円台まで浮上することが考えられます。しかし、大口投機家の買い意欲減退、NY金ETF減少を考慮すると、NY金1900ドル越えは困難と見ており、現段階では戻り売り有利になると予想しております。
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