東京金は、今年の7月から4500円以上は売り方針とお伝えし、その後7月20日に天井を打ったことを同月26日の大陰線で確認したことから、4400円台もさらに売り方針と述べて来ました。しかも4200円台は売り玉の利食いを意識して臨むのが良いと指摘し、8月26日にジャクソンフォールでFRBイエレン議長の講演が予定されていたため、売り玉は全て利食いとお伝えしました。そうしましたら、その26日が底値となり再び4400円近辺まで反発することとなりました。これまでが一連の売り相場を意識した考え方でした。
しかし、ここからは一進一退の動きが予想されます。なぜならば、9月のFOMCを通過し、年内のFOMCは11月と12月。11月は米大統領選前ということでFOMCメンバーも動きにくくなります。市場も考えているように12月の利上げが濃厚でしょう。しかも、市場は81%の確率で利上げをすると予想していることから、ある程度は織り込まれているように思えます。そうしますと、ここからは今一度戻れば売られますが、売り叩かれると買い拾われる可能性が出てきております。これはあくまでも目先の動きと考えておりますが、私はそういった動きに対応していきたいと思います。