昨日は、リセッション(景気後退)懸念により、円が127.50円まで上昇したことで、市場全体売り一色となりました。その中で、日経225は、NYダウが下落しているのにもかかわらず、昨夜から本日にかけて堅調に推移したように思います。
リセッションを材料に売り叩かれた金融商品ですが、この話は前々から伝わっていることになります。今始まった話ではありません。ここで改めてお伝えしますが、大口投機家の新規買い・買戻しの違いをしたいと思います。逆もしかりです。同筋が新規した場合、3日間、若しくは継続的に上昇します。しかし、買戻しの場合一時的に上昇しますが、長続きはしません。仮に、同筋の買いポジションが多い場合、悪材料によりその手じまい売り、新規売りにより大きな下落を演じるケースがあります。つまり、今回のNY金相場のように。
大証金は、やはり売られました。なかなか安値を売る勇気はありませんが、ある程度目標価格までは下げたように思います。ただし、まだ戻り売り目線です。何度もお伝えしますが、大口投機家の買い意欲減退、NY金ETFも減少している現状で、NY金が上昇するとは思えません。ドル円は未だ波乱含みであり、再び円高となれば、NY金の上昇が期待できない分、値を下げる可能性はあります。値ごろは不要です。
大証白金は、想像以上に昨夜売られました。正直想定外でした。前日11日のNYプラチナにおける大口投機家は、恐らく2000枚近い買戻しをしたと考えております。しかし、昨夜NYプラチナが下落し始めたことにより、再度売り直しをしてきたと判断しております。白金に関しては、FRB金融引き締め、リセッション懸念がダブルパンチとなり、昨日のNY市場大幅下落を招きました。しかし、NYプラチナ価格が下落しますと、まとまった現物の買い、売り控えも出てきます。
NYプラチナの場合は、大口投機家が売りポジションを増やしているだけです。それは、私以外の方も知っている事実です。つまり、新規で売っている相場は、上値が重くなるケースはありますが、値位置を引き下げる可能性は薄いと考えております。むしろ、きっかけ次第で同筋の買戻しが入りやすく、単発的に大幅反発も考えられます。同筋が新規買いをできない現状であるため、レンジ幅を引き上げることはできませんが、930ドル~1000ドルのレンジを当面予想します。短期的には、本日から来週月曜日取引終了時点で、3880円以上を維持できるかになります。まずは、この価格を意識して考えていきたいと思います。買いの考え方を変えるつもりは、今のところありません。
日経225は、予想外に本日上昇しました。短期的には買われすぎの状態ですが、終始堅調に推移したように思います。しかし、ここまで下落した相場が、簡単に27000円を回復するとは思えません。ここからは売り目線で考えていきたいと思います。
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