大証白金は、更にこの2日間が重要。17:40

 昨日から本日にかけてのマーケットは、昨日米小売売上高が市場予想を上回ったことで、株式市場を始め商品市場も反発しました。その後、パウエルFRB議長が講演で「インフレ抑制に焦点を当て、必要であれば中立金利以上の利上げも躊躇しない」と述べたことで、金融商品全般上値が重くなり、NY金に関しては米国債利回り上昇で、売り直される結果となりました。

【大証金】

 さて、大証金ですが、昨日は短期買われすぎであるため、買いは考えないと述べた一方で、NY金が1800ドルを維持するようならば、NY金ETF減少も止まるだろうと予想し、数日間は様子を見ながら、当面狭いレンジでの逆張りをイメージするのが良いと述べました。昨日もNY金ETFは、4.06トン減少していました。ただし、考え方は変わりありません。NY金1800ドルがポイントになると思います。しかしながら、繰り返しになりますが、これだけNY金ETFが減少し、大口投機家が買いポジションを撤退した今、反発は自然現象のみであり、上昇し続けることは期待しない方が良いでしょう。

【大証白金】

 大証白金は、やはり3870円の攻防戦でしたね。本日3872円で取引終了したことから、今後のポイントは2日間3880円以上を維持することができるかになります。維持できるようならば、来週反発期待ができると予想します。ナイメックス在庫は、昨日も減少しておりました。そのことにより、私自身NYプラチナの下値は限定的と予想しております。今の世界プラチナの価格は、次のようになります。ⅬBⅯA価格966.3ドル(換算4,016円)、プラチナスポットCFⅮ価格964.5ドル(同4,009円)、NYプラチナ953.5ドル(同3,963円)、大証白金3,902円(ドル換算939ドル)という構図になります。(17:09時点)現物価格よりも大証白金先物は、未だ100円前後割安になります。ゴールデンウィーク中のポジションしか分かりませんが、大証白金における海外投資家のポジションは売り越しから買い越しに転じました。大証白金は、基本は買い方針です。インフレの恩恵を受けていないは、私が知る限りプラチナだけと思います。そのため、当然相場上昇の過熱感はなく、むしろ今後〇〇〇〇円を上回ると、更なる上昇期待ができると予想します。その前に、ここ2日間がポイントと考えます。

【日経225】

 日経225は、昨日会員サイトで途転買いを提案しました。当然、ロスカットは設定しておく必要はありますが、昨日海外投資家はオプション取引で、買いに比重を置きました。どこまで続くか分かりませんが、米FRBの過度な金融引き締めに対し免疫力が付き始めているため、私の予想では26500円~26750円が下値の抵抗と考えております。

 

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