昨日、ラガルトECB総裁が、7月にも利上げに踏み切る意向を示し、9月末までにマイナス金利を終了させ、金融政策正常化を進めると発言したことで、為替はユーロ高・ドル安・円高となりました。本日の欧州株はマイナススタートです。
【大証金】
大証金ですが、繰り返しの話になりますが、未だ狭いレンジでの動きを予想しております。しかし、5月18日以降、NY金ETFが18.85トン増加しているため、NY金は底堅く推移すると予想しております。その一方で、NY金市場における大口投機家の買いポジションは減少し続けており、相場が上昇し続けるとは思えません。このことも再三お話ししていますが、NY金ETF増加は価格押し上げ要因になりますが、上昇トレンドを描くには大口投機家の新規買いが不可欠です。大口投機家が新規買いを行わない以上、高値を買う相場ではないと判断しております。ましてや、3月からの円安にも一服感が出たこともあり、今までのような相場をイメージしない方が良いでしょう。むしろ、125円~127円までの円高には、注意しておきたいと思います。
【大証白金】
大証白金は、本日上値の重い展開となりました。ファンダメンタルズ等、買う理由については昨日のコメントをご覧ください。
上値の重い要因は、ECBの利上げ観測、中国北京市のロックダウン懸念再浮上、4月上海新車販売台数ゼロ台ということのように思います。反発場面は、冷静に対応するのが良いでしょう。テクニカル面で見ますと、ボリンジャーバンドのバンドが縮小しており、エネルギーを蓄積しているように思います。今は中心線を起点として、σ=+1を上値抵抗にしております。ちなみに、本日のσ=+1は3906円になります。それと一目均衡表も見ますと、先行スパン(雲)が3910円以上で存在しております。この価格帯をしっかり終値ベースで上抜けない限り、売り物が出やすいと考えます。
プラチナスポットと大証白金の価格差は、120円以上あった差が60円~70円まで縮小してきました。通常のサヤ関係に戻りつつあります。恐らく、アービトラージのポジションに変化が出ていると判断しております。
https://first-traders.com/metal/8689/
↑ 昨日の大証白金コメントになります。
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