今朝方発表したFOMCは、ご存じのように0.75%利上げ、1.50ー1.75%に引き上げました。年末時点の中央値を3.375%、2023年末3.75%とそれぞれ引き上げました。今年に関していえば、残り4回の会合で1.75%利上げするということになります。この発表後、ドルが一旦下落しましたが、再び上昇。
午前3時30分のパウエルFRB議長の記者会見で、「0.75%の利上げは稀であり、一般的ではないとし、来月会合で0.75%оr0.5%利上げが選択肢になる」と述べたことで、市場へ安心感が漂い、ドルが105ポイントを下回り、金融商品全般買い戻される格好となりました。
昨日のコメントでは、安値圏で推移しているものは、FOMC発表後に買われる可能性があると述べたように、本日日本時間で上昇して始まりました。しかし、お客様、会員様は、ご確認していると思いますが、本日の会員サイトでは、日経225、大証金、大証白金ともに強気の内容は出せませんでした。むしろ、日経225に関しては新規売りを提案、大証白金に関しては売りは提案していないものの、強気する相場ではないとお伝えしました。昨日もコメントしましたが、FOMC後の24時間が重要であり、日本市場だけを鵜吞みにしてはいけません。本日のNY時間で相場が落ち着くようならば、そこから相場を組み立てていきたいと思います。
今の相場は、今後の利上げペース&QT(量的引き締め)に対するリセッション(景気後退)がメインです。そのことによって、インフレが鎮静化するか、米国政府が注目しております。つまり、今後もCPIが重要な指標ということになります。それに独自材料が̟̟プラスαするイメージです。
【大証金】
さて、大証金ですが、NY時間の動向を見て判断していきたいと思いますが、私自身押し目買いで考えていきたいと思います。ドル高が今後もポイントになりますが、105ポイントを下回ると、NY金は買われやすくなります。しかも、年内あと4回の会合で、1.75%利上げをすると考えた場合、来月仮にCPIが下がらず、0.75%の大幅利上げをしたとしても、既に相場へ織り込まれた後のことになります。それに9月の会合で、0.5%利上げすると、11月、12月は0.25%ずつ利上げということになります。数日間で、このようなシナリオは価格へ織り込むと予想しております。ただし、先日もお伝えしたように、大証金6月14日の大陰線が上値を重くさせるロウソク足であるため、7800円割れも視野に入れておく必要があります。ここ数日間は慎重に対応するのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、私自身買いスタンスで考えておりますが、まだチャートの形が上向きになれません。金融商品全般足並みが揃っていないこともあり、もう少し時間が必要になるかもしれません。以前のコメントを振り返っていただくと解かりますが、14日終値で3970円を上回ったので、底堅い動きを見せたと思った矢先、翌15日に3902円まで売られたことで、この相場の足を引っ張ったように思います。ここで言えることは、1日~2日3950円~3970円以上を維持することです。つまり、相場が下がらなあいことが重要になります。当たり前のことですが、今の大証白金の明暗を分けるのは、ここ数日間の相場動向と考えております。
NY市場では、恐らくドル高、リセッション懸念により、大口投機家は新規売りを未だ仕掛けているように思います。強気の相場になる場合は、ドル高でもNYプラチナが下がらず反発するときです。NYプラチナが、ドルと逆相関で動いているうちは、今はドルが上がらないことを願うしかありません。その間、NYプラチナ相場が、安値を更新できなくなれば、チャンス到来です。
【日経225】
やはり、日経225は売られてきました。まさか26000円を割り込むとは思っておりませんでした。FOMC後の欧州市場で株価が急落していることから、NYダウ時間外も1%以上下落していることが、日経225の下落誘導したようです。本日は、英国の金融政策発表があります。市場予想では、0.25%利上げです。各国が利上げをしているため、やはり株式市場には重しになります。ただし、海外投資家は、26000円を大きく下回るようなポジションは取っておりません。そのため、私自身日経225の下値にも限度があると予想しております。しかし、落ちてくるナイフを今は掴むつもりありません。とりあえず、本日のNY時間でNYダウが安値から切り返すか、それとも下げ続けるかを確認したいと思います。
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