昨日のパウエルFRB議長の発言は、市場が予想していた範囲内であり、タカ派色はそれほど強まりませんでした。しかし、リセッション(景気後退)については、利上げがリセッションを引き起こす可能性があると言及し、リセッション懸念を払しょくすることができませんでした。
ドル・円上昇が一服したものの、ドル高推移により、NY商品市場は上値の重い展開となっております。
【大証金】
大証金は、徐々に〇〇〇〇を底固めし、高値更新すると予想しております。NY金は、ドル高で上値が重くなっておりますが、先日お伝えしましたように、底値圏に突入していると判断しております。ドル円上昇の流れが変化したとは思っていないため、いずれ大証金は、円安の影響も重なって高値を更新すると予想しております。ここ数日間、NY金市場へ徐々に投資資金が流入しておりますが、まだ本格的な上昇は考えにくいため、突込みを買い拾うのが良いでしょう。
【大証白金】
昨日、NYプラチナ市場で大口投機家が新規売りしているため、大証白金4000円割れが一時的にあると予想しておりましたが、結局終値ベースで4000円を維持できなかったため、1日・2日日柄が必要になるかもしれません。ただし、4020円を終値ベースで上回れば、大証市場に少し安心感が出ることでしょう。NYプラチナの場合は、リセッション懸念による株安・ドル高が上値を重くさせているように思います。大証白金は買いスタンス継続ですが、目先は弱気する日柄が必要のように思います。
【日経225】
日経225は、6月16日に空けた窓を完全に埋めたことから、下値は浅いと予想しております。ロウソク足による窓が開いた場合、下落トレンド継続ならば、その窓は埋めることができません。窓を埋めたということは、相場が冷静に戻った表れと考えております。ましてや、相場が大崩れする場合、売りやすい値段は出現しません。(売りたくなる値段まで、価格は戻らない)今回のように、安値から1000円戻った(反発)ことから、更に上値を試すための底固めは必要であるものの、6月20日の安値を一番底と判断して良いと思います。今は積極的にトレードする相場でないため、26500円~25500円レンジをイメージしながら逆張りで対応するのが良いと考えます。
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