今のところ、マーケットに上昇の兆しが見えない。17:27

 先週末に発表した米製造業PMI改定値は市場予想を上回ったものの、その15分後に発表したISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことで、マーケットに再び米景気減速懸念が浮上。しかし、6月30日の米PCEデフレーターが悪かったことで、やや市場が織り込んでいたこともあり、その後は若干戻す場面もありました。

 

 大証金は、先週末コメントした通りになります。NY金から投資資金が流出していることで、上値は限定的と予想しております。そのため、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円では売り方針とします。しかし、7920円以上はロスカットとします。

 

 日経225は、戻り売りスタンスで臨むのが良いでしょう。私自身、大きく崩れる相場とは思えないものの、テクニカル面が売りに傾いたため、26500円~25500円のレンジ相場をイメージし、逆張り売り主体で臨みたいと思います。

 

 大証白金は、先週末にコメントしたように3700円まで下落したことで、3700円~3900円のレンジをイメージしております。先週末に公表したCFTC建玉明細を見ますと、大口投機家は1306枚の売り越しになっておりました。しかも、売り・買いのポジションが増加していたことを考えますと、今回のNYプラチナ下落は同筋の買い方の手仕舞い売りと、新規売りによるものと判断しております。(恐らく、売り越し枚数が更に拡大していると予想。)そのため、プラチナスポット価格に比べ、NYプラチナ価格は12~13ドル割安になっております。かなり売られすぎです。ただし、上昇するきっかけが今のところ見当たりません。目先は、早い段階での3900円台を売ってみるのも良いでしょう。今週は、FOMC議事録、米雇用統計が控えております。FOMC議事録はタカ派的な内容であると思われます。米雇用統計は、インフレを見極めるため平均時給を見ておくのが良いでしょう。平均時給が市場予想よりも下回るようならば、インフレが抑制されるとの認識になると思われます。

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