NY銅価格を見て思うこと。。。18:18

 本日のマーケットは、景気先行指標とされる銅価格の急落したことに加え、昨日から3日間行われる上海市16地区のうち9地区プラス3地区のPCR検査実施によるロックダウン懸念が、更に景気減速・後退懸念を拡大させ大幅安となりました。

 昨日の会員サイトで、大証金・日経225ともに新規売りを提案したため、昨日から本日にかけて十分利確できたと思います。しかし、大証白金だけは新規売りしたい価格まで上がりませんでした。

 

 大証金は、売りスタンス継続です。しかし、NY市場で1790~1800ドルあたりまでは引き付けたいと思います。

 日経225は、本日の会員サイトで、売り玉を利確できなかった方は、そのまま維持としました。しかし、再三述べておりますが、下値は深くないと考えております。その理由としては、円安による輸出企業の業績アップ、日銀の金融緩和継続です。そのため、海外株が安くなると、連れ安するものの、再び反発すると予想します。つまり、逆張りで対応するのが良いでしょう。

 

 さて、本日は銅価格とNYプラチナ、大証白金の現状についてコメントしたいと思います。

本日の大証白金は、売られすぎです。本日大引け間際に売られたのは、恐らく買い方の整理商いと思われます。本日夜間取引で反発して始まりましたが、日中時間に新規買いした玉の決済売りも出やすいことから、安易に強気する相場ではありません。むしろ、ここまで下落した相場なだけに、再び反発したところは売りを意識しておく必要があります。簡単には上昇に転じないと予想します。

 このチャートは、NY銅60分足になります。恐らく、銅価格が反発したことを好感して、NYプラチナ時間外取引も反発、そのため大証白金夜間取引が反発してスタートしたと思います。ただし、現在(17:50)では、1ポンド=3.42ドルから3.39ドルまで低下していることから、NYプラチナの上値も重くなっていると思います。

 こちらのチャートは、上がNY銅日足、下がNYプラチナ日足になります。各国中央銀行の利上げに対し、市場が景気減速を意識しているのが分かります。そのため、NYプラチナも売り叩かれているように思います。ただし、NY銅のRSIは16%台まで低下、NYプラチナも30%を下回っております。過剰に景気減速・後退を意識しているようです。

 最後に、大証白金日足チャートになります。6月9日に4225円まで上昇し、その後15日3902円まで下落(323円幅)。そこから22日に4083円まで上昇(181円幅)、そして今に至ります(465円幅)。私の見方では、2段下げを演じているように思います。今だから言えることですが、1段目の下げ幅よりも2段目の下げ幅の方が、大きくなるケースが多いもの。それだけ、相場が悲観的になるからです。今回底打ちしたと判断するには時期尚早であるため、先ほども述べたように、今は戻った場面で売りを意識しながら、今回の下落を乗り越えていきたいと思います。

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