メインは、FOMC。やや下振れも弱回るか!?18:22

昨日は、ECB理事会と南ア準備銀行の政策金利の発表がありました。ご存じのように、ECBは0.5%金利を引き上げ0.5%に、南ア準備銀行は0.75%引き上げ政策金利を5.5%に決定しました。

 ECBの利上げは、市場が0.25%か0.5%と予想していたため、大きなサプライズにはなりませんでした。ただし、0.25%利上げでは不十分だったように思います。0.5%利上げしたことで、対ドルが下落し、貴金属市場では若干買戻しが入ったように思います。その後、日本時間22時過ぎに南ア準備銀行が0.75%利上げしてきました。市場予想は0.5%利上げでしたので、こちらはポジティブサプライズになったように思います。

 ただし、再三お伝えしていますが、今市場が注目しているのはFOMCです。先ほども述べましたが、昨日のNY貴金属市場で、あれだけ弱気していたにもかかわらず、若干の買戻ししか見受けられませんでした。つまり、私の予想では、FOMCのイベントまでは、メイン売りポジションの解消は考えられないということになります。

ご参考程度に確認してみてください。ユーロ/米ドルと米ドル/南ア・ランドの30分足になります。政策金利の発表後から現在どのように動いているか、ご覧ください。

 ユーロは、再び下落しております。ただし、0.25%利上げであったなら、反発せずに下落していたと思います。ある程度、市場の予想上限であったのが良かったと思います。南ア・ランドは、意外に検討しているように思います。しかし、繰り返しの話になりますが、ドル次第です。FOMCでの0.75%利上げ確率は、77.5%まで上昇してきました。ちなみに、1.00%利上げは22.5%です。今までのFRBは、市場予想に沿ってサプライズにならないように、利上げをしてきたように思います。つまり、0.75%利上げが濃厚のように思います。ここで、0.75%の利上げをしたとして、よくよく考えますと、次の会合は9月であるため、約2か月間時間があります。その間、インフレ指標が落ち着くと、次回9月会合では0.5%が上限の利上げになる可能性が大です。FOMC前の動きは、重視しない方が良いと思います。

 

 本日は既に長文になったため、これからのコメントは簡単にお伝えします。

まず、大証金ですが、7400円台は売られすぎである一方、〇〇〇〇円以上は売り物が出やすいと述べました。今回のECB理事会の決定により、やや下値が見えてきたようにも思えます。短期売りは、FOMC前までです。ようやく、NY金に対する売り圧力が弱回ったように思えるため、ここはFOMCまで逆張りを意識した方が良いと考えます。その後は、状況次第で押し目買いを検討したいと思います。

 

 大証白金は、本日反発したことで、テクニカルが中立になってきたように思います。昨日ナイメックス指定在庫が、30,960オンス(約877㎏)減少したことも、NYプラチナの押し上げ要因になったと考えます。私の予想ですが、中国実需がロコ・ロンドン市場で爆買いしているため、そこに現物が移動したように思います。しかも、NYプラチナは、プラチナスポットに比べ13~16ドル割安であるのも、そのような行動になった要因と考えます。ただし、金同様FOMCまでは、大きな買戻しは入りにくいと考えます。メインは、FOMCです。

 

 日経225は、会員サイトをご覧ください。唯一言えることは、今までは買いスタスで臨んできましたが、早い段階での28000円台は、まだ強気したくありません。

 

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